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横浜ライブハウスストーリー　A5版　大伴公一 (著)

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横浜は音楽が盛んであるといわれる。

たしかに、ポップスだけをみてもザ・ゴールデン・カップス、ゆず、クレイジーケンバンドなど、時代を代表するミュージシャンを多く輩出してきた。街を行けばさまざまなミュージック・スポットがあり、近年は大型ホールも充実している。しかし、これら音楽的な土壌を育む背景はどこにあるのか。

点在する音楽拠点の成り立ちを探るうち、次第に物語は深く、複雑に根を交わらせていく。ペリー来航に始まり、大戦による接収、歌謡曲、GS、バンド・ブームなどなど、気がつけば歴史を取り巻く一大クロニクルができあがった。

そして話は未来へと続く。コロナや少子高齢化、音楽そのものの価値観の変化などを経て、ライブハウスはどのように変わり、また変わらずにいるのか。音楽文化全体を下支えする“ライブハウス”という構造の全景を見つめ直すと、横浜ならではの文化的背景が浮かび上がってくる。

■掲載ライブハウス：セブンスアベニュー、バー・バー・バー、ドルフィー、新横浜リット、サムズアップ、ゴールデンカップ、フライデー、ウインドジャマー、B・B・ストリート、ファーラウト、よいどれ伯爵、F・A・D、野毛ジャンク、シャンソニエ・デュモン、ベイシス、A・Bスマイル、ワンダーウォール横浜、ジャズ喫茶ちぐさ、ブルース・エット
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